性癖の備忘メモ

舞台やら何やらの雑多な感想メモの予定

主人公がどんどん性癖に刺さるAIソムニウムファイル

AIソムニウムファイルを真相エンドまでクリアしました!

以下とってもネタバレです。

 

 

 

 

 

みんな思ってると信じてるんですけど、この内容はある意味パッケージ詐欺じゃないですか!?笑

パッケージめちゃくちゃ格好いいし公式サイトもシリアスオシャレなサスペンスものADVって感じだし、その辺コミコミで「絶対すきだわ!買う!!」ってプレイしたわけなんですけど、まさかこんなあほな漫才がずっと繰り返されるなんて思わなくない!?伊達はいったい何回エロ本で危機を潜り抜けた!?!?

でもそうやって笑い転げてると終盤どんどんしんどいことになっていって、それも全部含めて楽しいゲームでした!

 

各ルートでプレイヤーのところに段々と情報が集まっていって、最初は疑問ばかりだったところが、終盤、入れ替わりと犀人の存在が明かされたあたりから一気にすべてが一本に繋がってく感じがストレートに気持ち良かった

物語の察しが悪すぎることに定評がある私ですが(絡新婦の理の冒頭で何の情報も違和感も得ることなくそのまま読み進めて「この小説の楽しみ方を分かってない」と友人に罵倒されたり、Ibでギャリーさんの薔薇をギャリーさんに返さずに化け物に食べさせて落ち着かせようとして「お約束がなぜわからないのか」と罵倒されたりした前科がある)、珍しくまあまあ及第点程度には制作者の意図通りに理解しながら進められた気がします…!

試作機では左目抜かなきゃいけないことは全然イリスルートの時点ではまったく気づいてなくて、ピュータあたりに襲われたのかと思ってたので、犀人に教えてもらってようやく分かったんですけど。察しの悪い人にも優しい作りにしてくれてありがとう!ありがとうスパイクチュンソフトさん!!

 

個別の話でいうと、みずきルート……というか、伊達とみずきの関係がめちゃくちゃ好きでしたね。伊達ソムニウムでみずきも初めて伊達のそのときの気持ちを知る構造、とてもよかった… 

警察官なんだから死ぬほど忙しいはずなのに、自分の六年以上前の記憶だってない有様なのに、それでも自分の子供でもないみずきを引き取って、栄養バランスまでしっかり考えた食事を作る伊達、本当に人間ができてる…あほだけど…

バーでみずきについて「子育てなんか〜」みたいな言い方をした沖浦に内心ふざけんなと思った瞬間に伊達が「最悪の親だ」と言ってくれて、心から喝采しました

全滅ルートの伊達も、みずきはちゃんと生き残ってるんだから頑張って立ち直ってくれ…頼むよ…

 

ところでそんなメンタル豆腐加減も含め、伊達が好みの男すぎるんですよね

見た目クールっぽい!すき!

→いやこいつあほだ!

→小学生と同レベルで口喧嘩してるし口悪いけどちょろい

→みずきのことめっちゃすきじゃん…大事にしてるじゃん…素直じゃない甘い男じゃん…

→そのうえメンタル弱弱か…

→ついに元暗殺者設定までついた

って感じで次々に性癖な設定や性格が明らかになってくので大変楽しかったです

伊達が入った犀人の身体でもぜひ踊って欲しかったので、並行世界のイリスに頑張っていただきたいですね!!